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AKIRAの三船敏郎愛が止まらない!「世界のミフネ」展覧会に「あと2、3回は来る」

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左から三船史郎、EXILE AKIRA。

左から三船史郎、EXILE AKIRA。

「『世界のミフネと呼ばれた男』 三船敏郎 映画デビュー70周年記念展」の記者発表会が、本日10月18日に東京・東急百貨店本店にて開催され、三船史郎とEXILE AKIRAが登壇した。

明日10月19日から31日まで開催されるこの展覧会は、2017年に銀幕デビュー70周年となる三船敏郎の軌跡をたどるもの。三船敏郎の名を世界に知らしめた黒澤明の「羅生門」を起点にさまざまな映画資料、他スターたちとの交友記録、愛用品やプライベート写真など約200点の資料を紹介する。

まずは三船敏郎の息子であり、三船プロダクションの代表取締役社長でもある三船史郎がステージへ上がり「この展示会を通じて三船の世界観を感じていただければありがたいと思っております」と挨拶。さらに父としての三船敏郎について「家では普通の父親っていうような感じ。とにかく綺麗好きで几帳面で、車なんかも自分で洗車していましたので、僕も子供の頃はよく手伝わされました。プロダクション設立後は、毎日社員よりも早く出社して、ほうきとちりとりを持って掃除していました」と振り返る。

ここで、三船敏郎のドキュメンタリー「MIFUNE: THE LAST SAMURAI」の日本語版でナレーションを務めるAKIRAが、展覧会の開催を祝福しに駆けつける。2018年春に日本公開予定の本作でナレーションを担当した感想を「本当に大役ということで、自分自身も三船敏郎さんに恥じぬよう精一杯努めさせていただきました。僕は36歳なんですが、僕らの世代やもっと若い世代にも、三船敏郎さんという素晴らしい俳優さんを改めて知ってもらえるよう努めました」としみじみ述べる。

三船敏郎の大ファンだというAKIRAは、中学校の頃に「七人の侍」を初めて鑑賞したそう。「近くのレンタルビデオ屋に名作として置いてあって、手に取って観させていただきました。当時は子供だったので話は難しかったんですが、三船敏郎さんの、あの野獣のような生命力。芝居なのかドキュメンタリー映画なのか?っていうくらい迫力のある芝居に衝撃を受けました」と述懐する。大人になって再鑑賞したとのことで「虎を意識して役作りしたと知って。バックボーンを参考にしたり人をお手本にするのではなく、動物に目をつけて躍動する侍を表現するところに、なるほどと思いました」と尊敬の念を込める。また好きな作品は1959年の「蜘蛛巣城」だと言い、「あの壮絶なラスト。まだCGがない時代に、あれだけの矢を受けて亡くなっていくさまが……。今まであんなに迫力のある死という演技を観たことがなかった」と熱く語った。

さらに「語ると止まらなくなるんですけど……」と、AKIRAの三船敏郎トークは止まらない。「こういう仕事をしていて、改めてすごいなと思ったのは、石原裕次郎さんとやられた『黒部の太陽』。プロダクションの垣根を越えて、情熱1つで手がけられて、今の映画業界の基盤を作っているとも言えると思う。開拓者としても素晴らしい方です」と三船プロダクションと石原プロモーションが共同制作した同作に対する感動を明かした。

すでにこの展覧会の内覧を済ませたAKIRAは「いやあ、もう、ぜいたくな時間でしたね」とうっとり。感想を聞かれると「自分が衝撃を受けたのは、三船敏郎さんが戦後に1円20銭と2枚の毛布だけを渡されて帰る際に、寒さをしのぐためにその毛布を使って自分でコートを仕立てて帰ったということ。そのコートも展示されていまして、こんなに貴重な展覧会はないんじゃないかと思う」と話し、「プライベートであと2、3回は来ると思います」と断言していた。

東急百貨店本店 開店50周年記念 「世界のミフネと呼ばれた男」 三船敏郎 映画デビュー70周年記念展

2017年10月19日(木)~31日(火)東京都 東急百貨店本店3階イベントサロン
入場時間:月~木・日曜日 10:00~19:00(入場は18:30まで)、金・土曜日 10:00~19:30(入場は19:00まで)
※10月31日(火)10:00~17:00(入場は16:30まで)
入場料:700円

(c)Mifune Production Co.,Ltd. (c)2016 “MIFUNE: THE LAST SAMURAI” Film Partners 写真(c)TOHO CO., LTD.

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