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第5回ジャパンアクションアワード「アイアムアヒーロー」が2冠、功労賞は舘ひろし

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第5回ジャパンアクションアワードが、本日3月18日に東京・LOFT9 Shibuyaで行われ、アクション監督をはじめとするスタッフ、キャストが登壇した。

ジャパンアクションアワードは日本俳優連合のアクション部会が主催する映画賞。2016年度は、花沢健吾の同名マンガを大泉洋主演で実写化したサバイバルホラー「アイアムアヒーロー」が、ベストアクション作品賞とベストアクション監督賞で最優秀賞をダブル受賞した。

「アイアムアヒーロー」からは、プロデューサーの山内章弘とアクションコーディネーターの下村勇二が出席。山内は「これまで日本ではゾンビものがなかなか受け入れられなかったが、コミックを読んでどうしても日本でちゃんと作りたいという思いに駆られた」と製作へ至った動機を語り、作品については「日本映画の転機になるような作品になった」と述べる。下村は「この作品のゾンビは普通の映画のゾンビと違い、生前の記憶や習慣が残っているので1体1体に個性がある。その分大変ではあったけれど、結果が出てよかった」と安堵の表情を浮かべた。

ベストアクションシーン賞では「昭和最強高校伝 國士参上!!」より、「ヤッチンVS李のタイマン勝負」のシーンが最優秀賞に。山根和馬とともに高校生役を演じた中村誠治郎は、「撮影当時は35歳でした……。でもある意味コスプレしてる感じで楽しかったです」と振り返って観客を驚かせる。

またベストスタントマン賞の発表の際には、司会者から「もっとも重きを置いていると言っても過言ではありません」との言葉が。そして「さらば あぶない刑事」で火だるまシーンに挑んだ瀬木一将が最優秀賞に選ばれ、「ベストスタントマンの最年長記録を更新したかな」と喜びを伝える。「覇王 凶血の系譜I」でベストアクション男優賞最優秀賞を受賞した山口祥行は、監督の小沢和義とともに登壇。山口が「この作品にはアクション監督がいない。小沢監督がアクションに詳しいので、みんなで作り上げました」と明かすと、小沢は「本当によくやってくれた祥行が(賞を)獲ってくれたのでうれしいです」と労った。

ベストアクション女優賞最優秀賞には、ドラマ「精霊の守り人」の綾瀬はるかが輝いた。綾瀬はビデオメッセージを寄せ、「何もわからない状態から1つひとつ教えていただき、なんとか形にできて、このような賞を受賞できてうれしいです。これからもがんばりたいと思います!」と気合いのコメント。アワードには同作で綾瀬のスタントダブルを務め、ベストスタントマン賞優秀賞を受賞した大島遥が登壇し、「綾瀬さんから“しまはる”と呼ばれていました」と撮影エピソードを明かす場面も。

最後に特別功労賞を授与された「さらば あぶない刑事」の舘ひろしよりビデオメッセージが。「アクションシーンのある映画やドラマは、絶対必要だと思う。だからこれからもがんばっていただきたい」と会場の関係者たちにエールを送り、「私はもうこの年ですのでアクションはつらいですが……アクションは永遠に不滅です!」という言葉でVTRを締めくくった。

第5回ジャパンアクションアワード 受賞結果

ベストアクション作品賞

「アイアムアヒーロー」

ベストアクションシーン賞

國士参上!!~昭和最強高校伝」(ヤッチンVS李のタイマン勝負)

ベストスタントマン賞

瀬木一将「さらば あぶない刑事」

ベストアクション監督賞

下村勇二「アイアムアヒーロー」

ベストアクション男優賞

山口祥行「覇王 凶血の系譜I」

ベストアクション女優賞

綾瀬はるか「精霊の守り人」(テレビドラマ)

特別功労賞

舘ひろし「さらば あぶない刑事」

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